TOKEI INDEX

データの作り方・算出方法

価格情報は、その数字がどう作られたかが分からなければ使えません。 当サイトが何をどう集め、どう計算しているかをすべて公開します。

算出方法の版: 2026-09-17.1変更履歴

取り込んだ件数・型番に振り分けた率・統計から外した件数などは、データの品質で毎日公開しています。

掲載している4つの価格

① 当時の定価
メーカー希望小売価格。メーカー公式サイトの過去の記録と、価格改定の公表資料から復元しています。 改定後の価格を資料で確認できていない期間(毎年改定するブランドで記録の間隔が15か月を超える場合を含む)は、 前の価格を引き延ばさず、チャートの定価の線を途切れさせ、当時の定価と対定価も表示しません。 最初の記録より前と、生産終了年の翌年以降も同じく表示しません。 毎年改定するブランドで現行でない型番(生産終了・終了年未確認)は、最後に確認した定価を適用開始から15か月より先へは引き延ばしません (現行の型番の最新の定価だけは、次の改定を確認するまで引き続き表示します)。
② 売り出し価格
中古市場に出品されている個体の提示価格。毎日すべて記録し、中央値・25/75パーセンタイル・最安値を出しています。
③ 成約価格
実際に売買が成立した価格。確定データ(オークション落札結果、販売店のSOLD表記など)と、推定データ(出品の在庫推移からの推定)をはっきり分けて掲載します。
④ 買取価格
買取業者が公開している買取相場。業者ごとに記録し、最高額と業者間のばらつきを示します。

成約価格をどう判定しているか

中古腕時計の世界には、不動産の成約事例データベースのような公的な記録がありません。 そこで当サイトは、出品が出てから消えるまでを毎日追いかけ、成約を捉えています。

ただし出品が消える理由は「売れた」だけではありません。出品者の取り下げ、 値付け直し、別チャネルでの販売、サイトの仕様変更でも消えます。 そのため「消えた=売れた」とは判定せず、次の要素を重み付けして確信度(0〜100%)を出し、一定の水準を超えたものだけを推定成約として記録しています。

在庫状況の変化
消える直前に在庫切れを確認できた場合、成約の確度が大きく上がります。最も強い根拠です。
消滅直前の値動き
値下げなしで突然消えた場合は成約の確度が上がります。逆に値下げを繰り返した末の消滅は、 売れ残りによる取り下げの可能性が上がります。
掲載期間
短期間で消えた出品ほど成約の確度が高く、長期滞留後の消滅は取り下げの可能性が上がります。
再出品の検知
出品が消えても、同じ時計が出し直されていれば売れたとはいえません。消えた出品ごとに「後継」を探し、 見つかれば成約として数えません(くわしくは下の「再出品と並行出品の扱い」)。
大量消滅の検知
同じ日に異常な数の出品が一斉に消えた場合、サイト改修や取得エラーとみなし、 その日の判定をすべて破棄します。
取引の形による補正
販売店の販売は提示価格のまま成約することが多く、個人間の取引では値引き交渉が入ります。 取引の形ごとに補正をかけています。
再出品の確認期間
消えてから14日間の観測を確認期間とします。確認期間を過ぎても後継が現れなければ確信度を上げ、 まだ14日たっていない消滅は確信度を下げた暫定の推定として扱います。 データは毎日生データから作り直すため、暫定の判定は期間が過ぎると自動的に見直されます。
掲載1日以内の消滅
出してすぐ消えた出品は、掲載ミスや出し直しのことが多いため確信度を下げます。 なお記録を始めた日にすでに出ていた出品は、実際の掲載期間が分からないため、掲載期間を根拠にしません。
販売店ごとの出し直しの多さ
消えた出品のうち出し直しだった割合を販売店ごとに数え、消滅5件以上で25%以上なら確信度を下げ、50%以上ならさらに下げます。

確信度は55%以上を推定成約として記録し、75%以上を「高」、それ未満を「中」と区分しています。

推定の精度は、オークションハウスの落札結果など確定した成約価格と 突き合わせ、継続して検証・補正しています。

再出品と並行出品の扱い

出品が消えたとき、次のどれかに当てはまる出品を「後継」とみなし、その消滅は成約として数えません。

並行出品が残っている
消える前から別のモールや別の商品番号で出ていた同じ個体(下の「同じ個体の名寄せ」の条件を満たすもの)が、 消えた後も出品され続けている場合。販売店が重複した出品を1つ取り下げただけと判断します。
出し直された
消える2日前から消えた14日後までに新しく出た出品で、 同じ販売店(または同じ写真)・同じ型番・同じ文字盤色・付属品や保証書の年に食い違いがなく、 価格の差が±15%以内のもの。写真が同じ場合は価格の差を問いません。 値付けを変えるための出し直しや、別のモールへの移動を含みます。
特定しきれない場合
写真が一致せず、同じ販売店に同じ型番の似た在庫が他にもあるときは、1本売れて別の1本を出しただけの可能性があります。 この場合は成約を否定せず、確信度を下げて扱います。
同時に消えた同じ個体
別のモールに出ていた同じ個体が3日以内に揃って消えた場合は、成約を1件として記録します。

1つの出し直しを、2件の消滅の後継として使うことはありません。判定の根拠は推定成約ごとに記録しています。

同じ個体の名寄せ

同じ時計が、同じ販売店から複数の大手通販モールに出ていたり、同じモールに商品番号を変えて2回出ていたりします。 そのまま数えると出品数が水増しされ、相場もその個体の価格に引っ張られます。 そこで売り出し価格の統計(件数・中央値・25/75パーセンタイル・最安値)は、同じ個体とみなせる出品を1件にまとめてから算出しています。

同じ個体とみなす条件
次をすべて満たす出品です。①型番が同じ ②文字盤色が同じ(片方だけ色が読み取れないときは写真が同じ場合に限る) ③同じ販売店(店名の末尾に付くモール名を除いた店名が一致)、または同じ写真 (販売店が在庫番号で付けた写真のファイル名が一致。系列店どうしで在庫を共有している場合もここでまとまります。 型番やJANコードをファイル名にした写真は、別の店でも同じ名前になりうるため、保存先のフォルダ構成まで一致した場合に限ります) ④価格の差が±1%以内 ⑤箱・保証書の有無、保証書の年、製造年、シリアル記号、状態ランクのうち、両方に書かれている項目が食い違わない。
まとめ方
安い順に並べ、まとまりの中のすべての出品と条件を満たす場合だけ同じまとまりに入れます。 「AとBが似ている」「AとCが似ている」だけでBとCをまとめることはありません。結果は並び順に左右されません。
まとめた個体の価格
まとまりの中で最も安い価格を使います。同じ日の観測なので新旧では決まらず、モール間の差はポイント還元や手数料の上乗せであることが多いためです。 掲載日数は、まとまりの中で最も早く観測した日から数えます。
限界
同じ販売店が、付属品も価格もまったく同じ個体を本当に複数持っている場合(新品の同じ型番など)、1件にまとめてしまうことがあります。 逆に、モールごとに商品名の書き方が大きく違い、保証書の年などの読み取り結果が食い違う場合は、別の個体として数えます。 出品一覧には、まとめる前の出品をすべて表示しています。

統計の算出方法

中央値を使う理由
平均値は一部の高額個体に大きく引っ張られます。相場の実感に近い中央値を主指標としています。
外れ値の除去
型番で検索すると、部品やアクセサリーが混ざります。四分位範囲法(IQR法)で外れ値を除いてから集計しています。
対定価プレミアム率
(売り出し中央値 − 当時の定価)÷ 当時の定価。中古相場が当時の定価をどれだけ上回っているか(下回っているか)を表します。
スプレッド
売り出し中央値 − 買取最高額。買ってすぐ売った場合の目減り額の目安です。
平均掲載日数
出品が市場に出てから消えるまでの平均日数。短いほど流動性が高く、換金しやすい型番といえます。
売れるまでの日数
推定成約になった出品の「最初に観測した日から成約日まで」の日数の中央値です。 記録を始めた日にすでに出ていた出品は、実際に出品された日が分からないため除いています。3件以上あるときだけ表示します。
買取との差
売り出し中央値 − 買取最高額。売り出し中央値に対する割合も併記します。

流動性(0〜100)

「いま出ている出品のうち、1か月でどれだけ売れていくか」を1つの数にしたものです。 大きいほど売れやすく、手放すときに買い手が見つかりやすい型番といえます。

流動性 = 100 × 直近30日の推定成約件数 ÷(推定成約件数 + 出品数 + 3)
  • 30日に売れた数と売れ残っている数の比(月間の消化率)です。出品20件・30日で20件成約なら約47、2件なら約8になります。
  • 「+3」は件数の少ない型番で値が跳ねないための補正です。出品1件・成約1件だけで50にはならず、20に留まります。
  • 目安として、40以上を「売れやすい」、20以上を「ふつう」、8以上を「売れにくい」、それ未満を「動きが少ない」と表示します。
  • 成約件数は推定値(上の「成約価格をどう判定しているか」)を含みます。記録が30日分たまるまでは表示しません。

データ収集の方針

価格情報は、各サービスが公式に提供する API と、公開されている情報から取得しています。 取得にあたっては各サイトの利用規約と robots.txt を守り、サーバーに負担をかけない頻度で行っています。

出品一覧に表示している商品画像は、各販売サイトが提供する画像を元の配信元から直接読み込んで表示しているもので、当サイトのサーバーに 保存・再配布することはありません。商品説明文の転載もしていません。

型番ごとの代表アイコンは、当サイトがスペック情報から生成した図版です。 メーカーや販売店の写真ではありません。

掲載内容の誤りや、掲載停止のご要望はお問い合わせよりご連絡ください。速やかに対応いたします。

算出方法の変更履歴

集計や推定の方法を変えたときは版を上げ、いつ・何を・なぜ変えたかをここに記録します。 方法を変えた場合は、保存している生データから過去の期間も作り直します。

2026-09-17.1
  • 同じ個体の名寄せを導入しました。同じ販売店が複数のモールや複数の商品番号で出している同じ時計を1件として数え、売り出し価格の件数・中央値・25/75パーセンタイル・最安値を算出します。
  • 成約の推定で、消えた出品の「後継」を探すようにしました。同じ個体の別の出品が残っている場合と、14日以内に同じ個体が出し直された場合は成約として数えません。
  • 確信度に、再出品の確認期間(14日)、掲載1日以内の消滅、販売店ごとの出し直しの多さを反映するようにしました。
  • 別のモールに出ていた同じ個体が同時期に消えた場合は、成約を1件にまとめるようにしました。
  • 記録開始日にすでに出ていた出品は、掲載期間が分からないため「短期間で消えた」とはみなさないようにしました。

理由: 複数の通販モールの出品を取り込むと、同じ時計が二重に数えられ、出品数と相場が歪むため。また、出品の出し直しを成約として数えてしまうことがあったため。